経済情報学部公開ゼミ研究発表会を開催しました!

2021年3月4日

 

経済情報学部公開ゼミ研究発表会を開催しました

去る2021年1月21日(木)の17時より18時30分過ぎまで、恒例の「経済情報学部公開ゼミ研究発表会」を開催しました。

例年であれば「しまなみ交流館」を利用し、学内者はもちろんのこと市民の皆様にも開かれた発表会とするところなのですが、本年度はmg老虎机游戏大厅_mg游戏中心官网感染症拡大防止のため会議アプリTeamsを活用したオンライン開催のかたちをとり、オンタイム(ライブ)での参加者は学内者に限ることとなりました。

そのような特殊な環境の中ではありましたが、発表者の4年生3名は堂々と自信を持っての発表ぶりで、経済情報学部学生の日頃の研究成果、なかんずく4年間の勉学の集大成としての卒業研究の姿を存分に示してくれました。同輩や後輩にとってはもちろんのこと、教職員にとっても大いに知的刺激を得られる貴重な機会となりました。

 

当日の次第

学部長挨拶:荒井貴史
経済コース発表:加藤宏務(金田陸幸ゼミ)
経営コース発表:田川真由(小川長ゼミ)
情報コース発表:山下日菜乃(川勝英史ゼミ)
※司会進行:南郷毅?林直樹

 

発表要旨

〇加藤宏務「高齢者の交通事故死亡者数と規定要因」
  現在日本は、高齢者の交通事故による死亡リスクが高いうえに、急速に高齢化が進んでいます。この現状から私は、高齢者の交通事故死者数を減らすための施策を講じる必要性があると考えました。そこで卒業論文では、高齢者の交通事故死者数に影響を与えると考えられる要因について仮説を立て、回帰分析によって検証しました。その結果、高齢者の交通事故死者数には、「75歳以上の人口比率」?「臨時認知機能検査受検率」?「都道府県道整備率」の3つの要因が影響を与えていることを明らかにし、その結果を基に政策提言を行いました。
  今回の卒論発表会では、研究成果を大勢の方に聞いていただき、意見を頂くという貴重な経験をさせて頂きました。春からは社会人として、人前でプレゼンする機会など数多くあると思います。そういった際に今回得た力や経験を発揮できるようにしていきたいです。

 

〇田川真由「廃校活用の有益性に関する事例研究~地域活性化及び経営的視点から~」
  私は、人口減少や過疎化によって近年増加してきた廃校問題に関して、地域活性化及び経営的視点から廃校活用の有益性について研究しました。
  まず、廃校が出来る背景に関する現状分析と、先行研究のサーベイを行った後、実際に香川県、徳島県、高知県にある3校の廃校活用事例を取材し、考察を行いました。その結果、廃校活用に至った経緯やエピソード、経営者の考えや熱い想い、地域住民との関わりなど要素はそれぞれ異なるものの、どの事例においてもそうした要因がうまく重なり合うことで調和が生まれ、経営、運営されていることが分かりました。
  今回、発表会が例年と違ってオンライン開催となったことで、多くの方に気軽にご参加いただき、中でも普段お話をお聴きできない他の分野の先生方からご質問をいただけたことは、とても勉強になりました。
  今回の研究や発表から得た経験を、今後も活かしていきたいと思います。

 

〇山下日菜乃「マルチエージェントモデルによるバッタ駆除方法の評価と蝗害対策に関する考察」
  私はアフリカで発生している蝗害、その対策としての殺虫剤散布の様子をMAS(マルチエージェントシミュレーション)で表現し、考察しました。
  現在蝗害を引き起こしているサバクトビバッタは、密集度によって相変異と呼ばれる大きな生態の変化を起こします。この相変異により広範囲で農被害が起き、対策も困難になっています。
  ここでバッタの発生?駆除モデルを作成しました。殺虫剤の投入量や頻度を変化させ、バッタの増減や土壌汚染が変化する様子を分析し、バッタの個体数および土壌汚染を極力抑えるという意味での、最適な農薬散布戦略について考察しました。その結果、年間で用意されている殺虫剤の半分程度を効率よく年中散布することがバッタの増加を防ぐ解決策だと考察できましたが、同時に土壌汚染は最も深刻になることが確認できました。
  今後はより正確なデータを集め、アフリカ以外の蝗害対策、それによる汚染問題を考察し、その問題解決に導くことが課題であると考えています。

 

学外者の皆様へ

会の模様はすべて録画してありますので、ご関心をお持ちの皆様は尾道市立大学経済情報学部経済情報学科までお問い合わせください。

電話:0848-22-8311(代)  メール:jimukyok@onomichi-u.ac.jp