日本画コース

教育の基本方針 

日本画コースは、基本的な専門技術を習得させ、現代の表現として展開し、個性豊かに創造し得る力を育てることを目指しています。在学中は最も多感な時期であると考えます。これからの長い作家活動をしていく上での大切な一助となるべき教育を行います。

日本画コースカリキュラム

日本画実習I(2年次)
植物、静物、動物、風景、人物等を対象として幅広く課題を設定し、日本画材料の特性を学び、個性を活かしながら表現力を育成します。自らの絵画観をもとに自由な発想で画面に向かう意識を育てます。また箔や裏打ち技法の特別講習を行い、表現の可能性を学びます。


日本画実習II、古美術研究(3年次)
個々の自由なテーマでの制作に取り組み、個性的な表現世界の発展を目指します。古典作品の模写を課して、色彩や空間に対する認識を一層深めます。また古美術研究演習では、事前学習を踏まえ京都?奈良を訪れます。


日本画実習III(4年次)
今まで培った表現を前提に自由なテーマをより主観的に咀嚼し、研究制作を続け、より高度な創造表現を目指します。また直接作品に触れることを目的として美術館などを訪れ、美の本質に根ざした表現を模索させ感性を育てます。4年間の研究成果として卒業制作展を地域社会に向けて発表します。